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入門編②「トリビア集」

 

 近年,日本でも注目を浴びるようになってきたマレーシア。少しインターネットで検索すれば,たくさんの情報に触れられます。

 でも,いきなり「情報の洪水」に触れてしまうと,どこから理解して良いやらとためらってしまいませんか?そこでここでは私なりの切り口最初に出会ったマレーシアに関する情報のうち,「へえ~,そうなんだ。」というものだけを集めてみました。このページを通じて,もっとマレーシアに関心を抱いていただけると嬉しいです。(多少の私見も含まれています。)

01

えっ!?国王が輪番制?

 

 ワタクシも最初は,驚きました。日本で皇室といえば『万世一系』などと言われていますし,輪番制と言えば,クラスの掃除当番などを思い出すほどです。ちなみにマレーシアでは9つの州に君主(スルタンと言います。)がいて,5年任期で事実上の輪番制になっているそうです。

 

トリビア度・・・・★★★★★

 また,マレーシアでは,国王夫妻がとても慕われていて,ホテル,レストラン,病院等,至るところに肖像画が掲げられているのを見ることができます。

02

01

えっ!?こんなに凄いの?マレー語の魅力!

 

 マレーシアといえば,マレー人(人口比65%),華人系(同24%),インド系(同8%)という多民族国家であり,マレー語が公用語(1967年までは英語が公用語だったこともあり,英語でも十分通用します。)ですが,このマレー語が我々,日本人にとって魅力的なのです。

 先ず,アルファベット標記で発音もほとんどローマ字式,さらに文法も難解ではなく,外国語が苦手といわれる日本人にとって,世界で最も習得しやすい外国語と言われています。

 それともう一つの魅力はインドネシア語との近似性です。同じASEANメンバーであり,最大の人口(2億4,700万人)を抱えるインドネシアのインドネシア語との一致率は90%と言われており,マレー語を理解しれば,十分にインドネシア人とも疎通が図れると言われています。(ちなみにマレー語はシンガポールとブルネイの公用語でもあります。)

トリビア度・・・・★★★★☆

03

えっ!?地図の左側ばかりに住んでるの?

 

 このタイトルのフレーズは私の第一印象ですが,ここでいう左側とは地図でいうと西側,つまりマレー半島のことです。皆さんご承知のようにマレーシアはこのマレー半島(地図の左側=西側)とボルネオ島北部(地図の右側=東側)に大別されます。国土は両地域を合わせて,日本の9割程度の面積であり,約3,000万人の方が暮らしています。日本の人口と比べると約1/4となりまうので,閑散とした印象を持たれるかもしれま

トリビア度・・・・★★★☆☆

せんが,現実的の感覚と都市化も進んでいて密集した印象があります。

 それというのも実に人口の約8割がマレー半島に集中しているためなのです。しかも反対に自然豊かなジャングルのあるボルネオ島北部へ入るには,マレーシア人であってもパスポートが必要とのことです。

04

えっ!?ホントにまだ首都なの?

 

 アメリカ合衆国の首都は最大都市ニューヨークではなくワシントンD.C。オーストラリアの首都は最大都市シドニーではなくキャンベラ。ご存知ですね。では,マレーシアの首都は?ひょっとしてKL(クアラルンプール)じゃないの?と考えた方,,,残念ですが,考え過ぎでした。正解は法律上の首都は今でもKLです。

 でも,マレーシアのことを少し知り始めるとその辺りが揺らいできます。なぜなら,もはらKLは依然として同国最大の都市ですが,連邦議会議事堂を除いて,首都機能の多くはもはやKLにはないのです。KLから少し離れたところに出来た人工の行政都市プトラジャヤに移転してしまいました。クアラルンプール国際空港(KLIA,KLIA2)に着陸してから,高速鉄道でKLに向かう途中,忽然とこの美しい都市が浮かび上がってきますよ。

トリビア度・・・・★★★☆☆

05

えっ!?繋がってるの?リンクハウスのお話

 

 マレーシアで初めて生活を始める方の多くは,警備員&プール付きの高層コンドミニアムに住み始める方が多いようです。なぜなら多くの場合,交通の便などの立地が良かったり,何よりも安全だからです。KLの周辺都市にもこういったコンドミニアムがたくさん見受けられます。(物件によりますが,日本人向けのものの家賃相場は,賃月額7万円から~といった感じでしょうか。)

 一方で,市街地の低層に目を配ると,こうした赤みがかった綺麗な屋根の家屋が無数にあることに気づきます。

 でも,これ,実は一軒家ではないんです。一つ一つが繋がって(リンクして)います。日本式には,「長屋」というものがこれに当てはまるのですが,在留邦人の方は雰囲気的にも現地の表現のまま「リンクハウス」と呼んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トリビア度・・・・★★★☆☆

 しかもコンドミニアムよりも広く,庭もあるのですが,家賃相場は月額45,000円からといった感じで割安感さえあります。
 でも,そこには少し留意事項があります。マレーシアはまだ日本人の感覚でいう「おいしい水と安全はタダ」の国ではありません。
 とりわけ外国人である日本人がリンクハウスで住み始めるには,一定の安全配慮をされた方が良いでしょう。

06

えっ!?トイレに謎のホースの怪!

 

 ちょっと下世話に感じるかもしれませんが,結構大事な話なので・・・。われわれ日本人におけるトイレに対して求める衛生観念やこだわりは世界でも突出していると聞いたことがあります。残念ながらマレーシアではウォシュレット式のトイレを見かけることはまずありません。

 マレーシアでは,代わりにこのような謎のホースがトイレにあることが多く,時としてトイレ内の床が濡れていることがあります。

 これは,イスラム教の方は用を足した後に紙で拭かずに,右手でシャワーを使いながら左手でゴシゴシと洗うためとのことです。(あとは自然乾燥に任せる。)そしてその後,次の方のためにも床全面をシャワーをかけて清めているとのことです。食事も美味しく魅力が多いマレーシアですが,正直,トイレだけは日本人にとって抵抗感が大きいと思われます。外出時はティッシュペーパーを持参された方が良いでしょう。

(日本の和式便座にも似ていますが,扉に向かってしゃがむのが正しいそうです。)

トリビア度・・・・★★★★☆

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